新刊のご案内

書籍写真 自主講座「公害原論」の15年
宇井 純(沖縄大学名誉教授)編著
四六判・上製・512頁
定価:本体3,500円(税別)
ISBN978-4-7505-0702-6 C0036
 

内容紹介
伝説の講座の熱気が蘇る!
科学技術のあり方を根本から問い直し、立身出世のためではなく、生きるために必要な学問の創造をめざして1970年に始まった自主講座「公害原論」。宇沢弘文、星野芳郎、羽仁五郎、都留重人、松井やより、松下竜一ほか、多彩な講師を招き、反公害運動のみならず、大学改革の先駆的拠点となった講座の15年間の軌跡をたどる。
『公害自主講座15年』(1991年、弊社刊)を改題。

作家 井出孫六氏推薦!
 朝鮮戦争特需で戦後復興のきっかけをつかんだ日本企業は、理工系の学生を積極的に採用する時期に入っていた。宇井純も日本ゼオンに入社したものの、数年で大学院に舞い戻り、富田(とんだ)八郎(やろう)の筆名で水俣病調査報告を書き始める。それはレイチェル・カーソンの『沈黙の春』が翻訳紹介される前後のこと、日本における反公害運動に画期となる仕事だった。本来ならば、富田八郎の水俣病調査報告は学問の領域で正当な評価が下されるべきものなのだが、逆に宇井純を二十年間、都市工学科助手の位置に閉じ込め、“万年助手”のレッテルを貼る結果となった。しかし、彼は東大の教室を利用して十五年間にわたって公開自主講座を続けた。その記録は、いつの日か再び読み返されるにちがいない。 〈帯より〉

目次
序章 自主講座の十五年
第一部 公害を撃つ――招待講師の講演摘録
  I   公害運動の社会理論
  II   公害政策の検証
  III   現場からのレポート
  IV   自主講座運動と国際舞台
  V   被害からの出発
第二部 行動しながら学ぶ――自主講座で体験したこと

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