HOME > 書籍検索:若松英輔 > 亡き者たちの訪れ

亡き者たちの訪れ

亡き者たちの訪れ
著者 若松 英輔
価格 1,980円(税込)
発売日 2022年7月21日
判型 四六判変型
製本 並製
頁数 256頁
ISBN 978-4-7505-1750-6
Cコード C0095
電子書籍発売中

オンライン書店で購入

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

内容紹介

身が砕けそうな悲しみの日々は、私にもありました。
しかし、この身が砕けずにいるのは
死者が私を守ってくれるからではないでしょうか。


--------------------------------------

「大切な人を喪くす」——それは本当に「別れ」なのだろうか。
「死者と生者の協同」をめぐってやわらかな言葉で語る講演とブックガイドで構成された名著『死者との対話』に、新原稿2本を加えて編む。

--------------------------------------

【目次】
■死者がひらく、生者の生き方
■「死者論」を読む ブックリスト43
■死者の詩学
■あとがき

<増補>
■沈黙の語り手たち──『苦海浄土 わが水俣病』を読む
■上原專祿の死生観──死者と日蓮をめぐって
■増補新版 あとがき

--------------------------------------

【こちらもおすすめ】

若松英輔『不滅の哲学 池田晶子』
『14歳の哲学』をはじめ多くの傑作を遺した孤高の哲学者、池田晶子。
彼女が考え抜いたものとは何だったのか。——その核心を読み解いた名著『池田晶子 不滅の哲学』に書き下ろしの一篇「不滅の哲学」を加えた増補新版。


若松英輔『魂にふれる——大震災と、生きている死者 【増補新版】』
西田幾多郎、鈴木大拙、田辺元、井筒俊彦、小林秀雄、柳田國男、池田晶子、須賀敦子……。
日本思想史に連なる人々との「対話」を通過して、「死者の哲学」が立ち上がる。
若松英輔のエッセンスが詰まった初期の代表作に三篇の新原稿を加えて編む。


若松英輔『神秘の夜の旅——越知保夫とその時代【増補新版】』
同人誌に批評を発表するのみで著作を遺さなかった越知保夫(一九一一〜一九六一)。
理性の光を超えて実在の風景へと手を伸ばした彼の精神の軌跡を若松英輔が縦横に論じた傑作批評に、新原稿を加えて編む決定版。

--------------------------------------


【書評・メディア情報】
■世界日報(10月2日)/書評(菊田均氏・文芸評論家)

著者紹介

若松 英輔(わかまつ・えいすけ)
1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞。
著書に『イエス伝』(中央公論新社)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社、文春文庫)、『内村鑑三 悲しみの使徒』(岩波新書)、『詩集 たましいの世話』『常世の花 石牟礼道子』『本を読めなくなった人のための読書論』『弱さのちから』『魂にふれる 大震災と、生きている死者 [増補新版]』(以上、亜紀書房)、『詩と出会う 詩と生きる』『14歳の教室 どう読みどう生きるか』(以上、NHK出版)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)など多数。

PAGE TOP