あき地

updated20240318

new page

聞き流す、人類学。

人類学者、奥野克巳。考古学者、石井匠。妖怪になりたい、加藤志異。ほか。

人類学って何をするんだろう?
「行ってみなければ分からない」を旨とする人類学およびそのアナーキーな試みを、視聴者の皆さんと「ともに」学んでいきます。人類学者によるフィールドワークや、各界の言論人との対話を中心にYouTubeで動画配信します。

2024.3.18

裏庭のまぼろし

石井美保

さまざまな果樹や草花の生い茂る裏庭と、古い蔵の残る大阪の家には、もう誰も住んでいない。静かに時を刻むその場所は、なつかしい人びとの気配を漂わせ、時代の記憶をいまに伝えている——将校として赴任した異郷の島々から恋人に手紙を送りつづけた大叔父、軍事研究に深くかかわることになった祖父、裏庭の豊かな自然とともに生き、家族の暮らしを支えた祖母たち。文化人類学者である著者が家族史をひもときながら、戦時下を生きた人びとの日常を描くエッセイ。

2024.3.15

サボる偉人

栗下直也

働きたくない。だけど、結果は残したい。そんな都合のいいノウハウを求めて、書評家・ライターで元経済記者の著者が、偉人たちの人生をひもとき、サボりながら成功する極意を探る歴史ビジネスエッセイ。

2024.3.15

科学と民主主義

藤井達夫

いま地球は、地層学的に「人新世」という新たな時代に入った。人新世とは、人類の活動が地質に痕跡をのこすほど環境に多大な影響を及ぼす時代のことをいう。そこには、温室効果ガスの排出量をはじめ、遺伝子の操作など身体への介入も含まれる。このような時代に、代表制民主主義は、まだ十分に役割を果たすことができるだろうか。
代表制民主主義は、一つには利害集団の調整であるとも言われる。果たして、私たちは遠い未来の他者の利益をどのように守ることができるだろうか。未来に合わせて、代表制民主主義の仕組みを変えることはできるのだろうか。

2024.3.11

ごりやく酒

パリッコ

町で景色のいい鳥居に行きあたると、ちょっとお詣りしてから何の気なしに酒場に入る。たいていまだ日は高いから、店の空気も澄んでいる。酒好きな神様に背中を押されて呑む一杯は、だからいつでも特別感。ぶらぶら呑みの御利益さんぽへ今日もまた。

2024.3.8

ソウル㊙️博物館&美術館探訪

大瀬留美子

170を超える博物館や美術館が存在するソウル。韓国と出会って25年以上、ソウルを愛し、路地を隅々まで知り尽くした“まち歩きの達人”が、見れば見るほど、知れば知るほど行きたくなるミュージアムを散歩感覚で楽しむガイド。

2024.3.7