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愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界

愛しのオクトパス
著者 サイ・モンゴメリー 著
小林 由香利 訳
価格 2,420円(税込)
発売日 2017年2月17日
判型 四六判
製本 上製
頁数 352頁
ISBN 978-4-7505-1503-8
Cコード C0045

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内容紹介

心臓は三つ、退屈が大嫌い、生涯で一度だけ恋をする。
私はタコ。あなたは誰?

タコほど人間とかけ離れた動物はそうそういない――タコについて専門的な知識もほとんどなかった著者は、ある日ボストンの水族館で1匹のタコと出会う。アテナ、オクタヴィア、カーリー、カルマ……個性豊かなタコたちと、八本の腕と吸盤を通して交流を重ねるうち、著者は他者なるものが持つ「もうひとつの知性」の可能性を感じ始める。
愛すべきタコたちと彼らを取り巻く人々との思い出を綴った、2015年全米図書賞・ノンフィクション部門最終候補作。

カバーイラスト:望月ミネタロウ

【書評・メディア情報】
信濃毎日新聞(3月19日)/短評
京都新聞(3月26日)/短評
朝日新聞(4月2日)/書評(宮田珠己氏・エッセイスト)
大分合同新聞(4月9日)/紹介
週刊ダイヤモンド(4月15日号)/紹介(瀬名秀明氏・作家)

著者紹介

サイ・モンゴメリー Sy Montgomery
ナチュラリスト、作家。大人向け、子供向けのノンフィクション20冊を執筆、高い評価を受けている。大人向けの『幸福の豚──クリストファー・ホグウッドの贈り物』(バジリコ)は全米ベストセラーに。オウムの保護活動を取り上げたKakapo Rescueで良質の子供向けノンフィクションに贈られる「ロバート・F・サイバート知識の本賞」を受賞。人食いトラの問題に迫ったSpell of the Tigerは彼女の仕事ぶりを追ったナショナル・ジオグラフィックTVの同名ドキュメンタリー番組の着想を与えた。アマゾンでの冒険をまとめたJourney of the Pink Dolphinsは「ラプソディーのような」(パブリッシャーズ・ウィークリー)、「心を奪われる」(ブックリスト)、「相手を知ろうとする真摯さがある」(ニューヨーカー)と評され、the London Times Travel Book Awardの最終選考に残った。その他、アメリカの動物愛護団体「全米人道協会(HSUS)」およびニューイングランド書店協会の特別功労賞、3つの名誉学位など、数々の栄誉に浴している。
現在、ボーダーコリーのサリー、放し飼いのメンドリの群れ、そして夫で作家のハワード・マンスフィールドと共にニューハンプシャー州で暮らしている。

小林由香利 Yukari Kobayashi
翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒業。訳書にエドワード・O・ウィルソン『ヒトはどこまで進化するのか』(亜紀書房)、アート・マークマン『スマート・チェンジ──悪い習慣を良い習慣に作り変える5つの戦略』(CCCメディアハウス)、ケヴィン・ダットン『サイコパス──秘められた能力』(NHK出版)などがある。

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