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『それでも、私は憎まない』 著者 イゼルディン・アブエライシュ医師・来日記念講演会
「憎まない」生き方
鎌田實×イゼルディン・アブエライシュ×清田明宏

日時 2014年2月19日(水)
18:30開場 19:00開始(21:00終了予定)
会場 なかのZERO 小ホール
http://www.nicesnet.jp/access/zero.html 外部リンク
料金 1000円(税込)・要予約
後援 (特活)日本国際ボランティアセンター
(特活)日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)
鎌田實事務所
協力 ピースボート

受け付け

おかげさまで満員となりました。
受付は締め切らせていただきました。

内容

ガザ地区難民キャンプで生まれたイゼルディン・アブエライシュ氏は、極貧と児童労働の生い立ちにもめげず医師になる。そして医療は二国間の架け橋になりうるとの信念のもと、長年、もてる時間の半分をイスラエルの病院でイスラエル人患者の治療に献身してきた。
ところが、そんな彼を待ち受けていたのは、娘を三人もイスラエルの爆撃で殺され、しかも木端微塵になった無残な遺体を自ら発見するという、想像を絶する過酷な運命だった。
それでも彼はイスラエル人を憎まないと断言する。なぜか?
憎むのも、報復を誓うのも簡単。
でも、究極のゆるしの先にしか、心の平穏も地球の平和も訪れない。
どの国の人にも、誰にでも、ゆるせない国や人はある。
だが憎みきることで何が得られるのか。それは全人類に突きつけられる永遠の問いだ。
「憎まない」生き方は、どうしたら可能なのか?
チェルノブイリやイラクでも医療支援を行っている鎌田實医師、国連パレスチナ難民救済事業機関の清田明宏医師、そしてイゼルディン・アブエライシュ医師。人道的な分野で活躍する3人の医師の講演会が実現する。

  • ● イゼルディンさんの自宅がイスラエルの攻撃にあったとき、イゼルディンさんはとっさに友人であるイスラエルのテレビ局のキャスターに電話を入れた。生放送中にもかかわらず、キャスターは電話をとった。そこではじめてイスラエルの人々は、ガザで何が起きているのか知ることになったのだ。その映像がYouTubeに残っている。

プロフィール

鎌田 實(かまた・みのる) 写真左

東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県・諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり、潰れかけていた病院を再生させた。「健康づくり運動」「住民とともに作る医療」を実践し、脳卒中死亡率の高かった長野県は今や長寿日本一、医療費も安い地域となった。一方、1991年より22年間、ベラルーシ共和国の放射能汚染地帯へ97回医師団を派遣し、約14億円の医薬品を支援(JCF)。2004年にはイラク支援を開始し、国内4つの小児病院へ薬を送り、難民キャンプでの診察を実施した(JIM-NET)。3.11以降は、東日本の被災地支援に力を注いでいる。

清田 明宏(せいた・あきひろ) 写真右

中東のパレスチナ難民に保健、教育、社会保障を中心とした人道的支援を行う国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)保健局長。
約3,000人のスタッフを率いて医療サービス改革を進めている。

イゼルディン・アブエライシュ

1955年ガザ地区の難民キャンプ生まれ。奨学金を得てエジプトのカイロ大学医学部を卒業。
ロンドン大学産婦人科学研究所で学位取得、ハーバード大学大学院公衆衛生学修士号取得。1997年にイスラエル初のパレスチナ人研修医となる。以後、イスラエルの病院で、不妊治療を専門とする医師としてパレスチナ人、イスラエル人の双方を治療。現在はトロント大学の准教授。

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