あき地で連載してまいりました大竹昭子さんの短編小説集『間取りと妄想』が発売になります。5月25日頃から全国書店に順次並びます。
各ネット書店でもお求めいただけます。
アマゾン 大竹昭子『間取りと妄想』
楽天ブックス 大竹昭子『間取りと妄想』
honto 大竹昭子『間取りと妄想』
連載された12編はすべて大幅に改稿され、また書き下ろしの1編が収録されています。13の間取りのなかで人々が動き出すとき、どんな物語が紡がれていくのでしょうか。
本書に、3人の方から推薦のことばを寄せていただきました。
藤森照信さん(建築家・建築史家)
まず家の間取を決め、次にそこで展開される物語を書いたのは大竹さんが世界初だろう、たぶん。13の間取りと13の物語。
堀江敏幸さん(作家)
家の間取りは、心身の間取りに似ている。思わぬ通路があり、隠された部屋があり、不意に視界のひらける場所がある。空間を伸縮させるのは、身近な他者と過ごした時間の積み重ねだ。その時間が、ここではむしろ流れを絶つかのように、静かに点描されている。
岸本佐知子さん(翻訳家)
川を渡る船のような家。海を見るための部屋。扉が二つある玄関。そっくりの双子が住む、左右対称の家。わくわくするような架空の間取りから、リアルで妖しい物語が立ちのぼる。間取りって、なんて色っぽいんでしょう。
建築デザインや出版業界ではかつて欠かせなかった「青焼き」をモチーフにした装丁は名久井直子さん。間取り図は、イラストレーターのたけなみゆうこさん。
◎関連イベントのお知らせ
本書の刊行を記念して、イラスト展とトークイベントが開催されます。奮ってご参加ください。
6月20日(火)〜6月25日(日)
森岡書店 銀座店
東京都中央区銀座1‐28‐15
電話03-3535-5020
「間取りと妄想 たけなみゆうこ個展」
本書に間取り図を寄せてくださったイラストレーターたけなみゆうこさんが、本書の物語にインスピレーションを得て、イラスト、オブジェなどを展示します。会場には、本書に収録された間取りの立体模型も展示されます!
初日18時30分からは、オープニングを記念して、大竹昭子さんによるミニ朗読会も催されます。
6月22日(水祝) 12時〜
池袋 ギャラリーポポタム
「カタリココ2017 ゲスト・名久井直子」
大竹昭子さんが定期的に開催しているトークイベント。今回は、『間取りと妄想』を手がけられた人気ブックデザイナー、名久井直子さんがゲスト。名久井さんの創作の秘密に迫ります。
7月 (日程調整中)
大阪の書店にて
大竹昭子さん・津村記久子さん対談「間取りと小説」
詳細が決まりしだい、本欄、Twitterなどでお知らせします。