若松英輔の本

不滅の哲学 池田晶子

著 者
若松 英輔
価 格
1,870円(税込)
発売日
2020年8月19日
判 型
四六判変型
製 本
並製
頁 数
272頁
I S B N
978-4-7505-1648-6 C0095
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「いのち」によって支えられている今を深く味わう。
そのときはじめて、私たちは深い安堵に包まれる、と池田晶子はいうんだ。


『14歳の哲学』をはじめ多くの傑作を遺した孤高の哲学者、池田晶子。

彼女が考え抜いたものとは何だったのか。

その核心を読み解いた名著『池田晶子 不滅の哲学』(トランスビュー版)に書き下ろしの一篇「不滅の哲学」を加えた増補新版。

彼女の哲学は多層的で、一義的に語ることを拒むところがある。
あるときまで私にとって池田晶子は、稀有なる「魂」の語り手であり、言葉の神秘を生きた人物だった。
だが、このたび、静かに映じてきたのは、愛の哲学を語る一人の思索者の姿だった。
そして今、この本を手放そうとする段になって、浮かび上がってくるのは、熱い言葉で幸福とは何かを語ろうとする池田晶子の姿である。
(「あとがき」より)

目次

一 孤独な思索者
二 月を指す指
三 哲学が生まれるとき
四 絶句の息遣い
五 言葉と宇宙
六 常識と信仰
七 思い出すということ
八 内語の秘密
九 「私」とは考える精神である
十 夢の向こう
十一 言葉それ自体が価値である

あとがき

増補
不滅の哲学
増補新版 あとがき