幸せを 探していたけど 見つからなかった 欲しいものを 買っても 行きたい場所に 旅をしても 心を風が吹き抜ける でも あなたと いるときは 幸せなんて 考えなかった あなたがいなくなるまで 本当のしあわせは 誰かと 時を 分かち合うとき 生まれることにも 気がつけなかった それが 私だった
1968年生まれ、慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家。 2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選。近著、『吉満義彦 詩と天使の形而上学』(岩波書店 2014)、『生きる哲学』(文藝春秋 2014)、『霊性の哲学』(角川学芸出版 2015)、『悲しみの秘義』(ナナロク社 2015)、『イエス伝』(中央公論新社 2015)など。