若松英輔の本

新編 志樹逸馬詩集

著 者
志樹 逸馬 著、若松 英輔 編
価 格
2,530円(税込)
発売日
2019年12月18日
判 型
四六判
製 本
並製
頁 数
288頁
I S B N
978-4-7505-1624-0 C0095
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曲った手で 水をすくう
こぼれても こぼれても みたされる水の
はげしさに
いつも なみなみと 生命の水は手の中にある
指は曲っていても
天をさすには少しの不自由も感じない
(「曲った手で」より)


大きな困難の中にあって、生きることの喜びと光を求め続け、言葉を紡ぎ続けた伝説の詩人。
キリスト教信仰に裏打ちされたひたむきで純粋なことばたち。長く入手困難だった詩作品が、ついによみがえる。

これまでに刊行された二冊の詩集『志樹逸馬詩集』(方向社、1960年)、『島の四季』(編集工房ノア、1984年)に収録された全詩に加え、遺稿ノートから未公刊の詩を選んで編む。

【付録】投げ込み栞(若松英輔、込山志保子執筆、8ページ)

目次

『島の四季』
『志樹逸馬詩集』
未公刊詩選
解説(若松英輔)
年譜(込山志保子)
書誌