種まく人
- 著 者
- 若松 英輔
- 価 格
- 1,650円(税込)
- 発売日
- 2018年8月30日
- 判 型
- 四六判変型
- 製 本
- 仮フランス装
- 頁 数
- 184頁
- I S B N
- 978-4-7505-1560-1 C0095
日常のなかで出会う「言葉なき人々」に思いを寄せる、25のエッセイと詩。
穏やかに語られた切実な声に、はっとさせられます。若松さんの言葉は静かな警鐘の響きを感じます。暗い場所にいる時は、光となって、私の心を照らしてくれる言葉です。
スーパーブックスあおい書店春日店・森カンナさん
日々膨大な情報にふれる私たちに必要なのは、誰かが発した言葉の前でほんの少し立ち止まり、その向こう側に見える景色に思いを馳せることかもしれない。
ブックスキューブリック箱崎店・見月香織さん
とびきりの言葉を獲得するには、「本」という厚さが必要だと教わりました。
本の店英進堂・諸橋武司さん
*
目次
すごい人
言葉の燈火
伴走者
独語の効用
「私」への手紙
抱擁する詩人
燃える言葉
賢者の生涯
音楽の慰め
それぞれのかなしみ
かなしみのちから
ゆるしのちから
カズオ・イシグロと文学の使命
人類の歴史
臨在する者
プラトンの教育観
勾玉と二人の文士
幽閉された意味
本と書物
種まく人
武士(もののふ)の心
歌の源泉
沈黙の秘義
すこしのかなしさ
赤い鼓動
ミレーの「種まく人」 あとがきに代えて
『種まく人』ブックリスト