弱さのちから
- 著 者
- 若松 英輔
- 価 格
- 1,430円(税込)
- 発売日
- 2020年7月22日
- 判 型
- 四六判変型
- 製 本
- 並製
- 頁 数
- 160頁
- I S B N
- 978-4-7505-1623-3 C0095
強くあるために勇気を振り絞ろうとする。
だが、そうやって強がろうとしても、勇気は湧いてこない。
勇気は自分の「弱さ」と向き合いつつ、大切な人のことを思ったとき、どこかから湧出してくる。
弱さを克服し、強くなることが善とされてきたが、それは本当だろうか?
自分と他者の弱さを見つめ、受け入れることから、信頼やつながりを育む真の強さが生まれるのではないか?
現代に鋭い問いを投げかけ続ける批評家が、危機の時代を生き抜くための叡智を、やさしく語る。
*
目次
はじめに
1
天耳(てんに)
弱い自分
おそれと向き合う
弱さに学ぶ
見えないものの復興
賢者と「時」の感覚
無常と情愛
2
言葉のともしび
遅れてきた新学期
「弱さ」において「つながる」社会
弱さの彼方にある光 敬意と愛と正義
闇を照らす言葉
3
いのちを守る
いのちと経済をつなぐもの
愛に渇く
言葉に渇く
言葉の護符
仕事
おわりに