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かわいいウルフ

かわいいウルフ
著者 小澤 みゆき 編
価格 1,870円(税込)
発売日 2021年3月17日
判型 四六判
製本 並製
頁数 296頁
ISBN 978-4-7505-1690-5
Cコード C0098

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内容紹介

 
ヴァージニア・ウルフを囲んだ、盛大なティーパーティーへ、ようこそ!

モダニズム文学の旗手、フェミニスト、レズビアン……文学史の中で燦然と輝くウルフ。でも、その文章の味わいは、ミニマムでかわいい!


ヴァージニア・ウルフは、時代を切り拓いた作家として、いま世界的に見直しが進んでいる。
その作品は、映画、バレエ、オペラとなって蘇り、日本でも新訳が次々と出版。

本書はウルフをもっと身近に感じるためのファンブック。
作品解説、翻訳、まんが、『灯台へ』のなかの料理再現、『オーランドー』のボリウッド版構想など盛りだくさん。
片山亜紀、小川公代、西崎憲、水原涼、イ・ミンギョンら、多くの方もお招きして、ウルフのかわいい部分を1冊に凝縮。


同人誌『かわいいウルフ』のリニューアル完全版にして、文芸エンターテインメント決定版!




【目次】
■ごあいさつ
■【まんが】Who is Virginia Woolf?

1.ウルフのかわいい長篇作品へ……小澤みゆき

2.ウルフ作品の探求者たち
■『ダロウェイ夫人』の音楽たち――万霊節の調べ……片山亜紀
■〈わがまま〉の中にある普遍性……西崎憲インタビュー
■ウルフと「ヒロイン」たちの声を伝える英語劇……小川公代インタビュー
■役を通して変わっていく……上智大学英語劇サークルメンバー座談会
■『自分ひとりの部屋』が愛される理由……イ・ミンギョン(すんみ訳)

3.ウルフのティーパーティーへ、ようこそ
■夢のような話……にゃんこ
■ありがとうはてなダイアリー……西村駿人
■【まんが】うさぎの消えた後に……赤口樒
■ハード・ファン……勝本雄一朗
■遠い記憶の、ヴァージニア・ウルフ……今沢裕
■かわいいジュリア……鈴木うどん
■灯台と踊ろう、そしてあなたは灯台で踊る……戸田恵一
■池と水仙……白井結城
■それぞれの自由を求めて……小川彩子
■宝石で飾られた夜を、もっと……竹中万季
■百合は何が為に咲く……佐藤泰介
■恍惚と陶酔の「Sympathy」……吉岡泉美
■ゆれうごく語りによる空間のブリコラージュ……熱海凌
■ウルフの物質的想像力……シャンピン
■コンシャスネス・オブ・ストリーム――Google+のUIに寄せて……太田知也
■ウルフという亡霊、あるいは『ヴァージニア・ウルフ短篇集』を語り損なう事……佐々木未来也
■月曜日あるいは火曜日――三回言ってみようか……斉藤賢爾
■ウルフと一緒に少女の頃……木花なおこ
■井戸、三葉虫、妹、……水原涼

4.オーランドー・アラカルト
■「彼は女だった」で、すべてを変える演劇のちから……樹。
■オーランドーとカルト映画にまつわるおしゃべり会……赤口樒×小澤みゆき
■一瞬を生きる服……田村俊明
■映画『オルランド』のボリウッドリメイクを妄想する……ヨリタム
■妄想映画『カンダーリー』(ボリウッド版『オルランド』)……構成・ヨリタム

5.ウルフとロンドンとわたし……小澤みゆき
■『灯台へ』の料理を作ってみた——「牛肉の赤ワイン煮込み」調理レポート
■キュー・ガーデン(Kew Gardens) ヴァージニア・ウルフ、小澤みゆき訳
■ゆめみるロンドン彷徨
■ウルフ・ニュース2021
■夫・レナードへの最後の手紙 ヴァージニア・ウルフ、小澤みゆき訳

あとがき


【書評・メディア情報】
■「HARPER'S BAZAAR」(5月号)/紹介
■北海道新聞(5月9日)/書評(北村紗衣氏・武蔵大学准教授)
■ダ・ヴィンチ(6月号)/書評
■朝日新聞(5月20日)/紹介
■週刊文春(5月20日号)/著者インタビュー
■Meets Regional(6月号)/紹介(磯上竜也・toi books店主)
■読売新聞(6月6日)/著者インタビュー
■週刊読書人(6月18日)/対談=小澤みゆき×町屋良平
WANI BOOKS NewsCrunch(6月24日)/紹介(印南敦史氏)
■東京人(8月号)/書評(小池昌代・詩人、作家)
■神戸新聞(9月25日)/紹介
■岐阜新聞(10月10日)/紹介
2022年
■TVBros(5月号)/紹介

著者紹介

小澤 みゆき(おざわ・みゆき)
1988年生まれ。会社員。2016年より同人活動をはじめる。2020年には出版プロジェクト「海響舎(かいきょうしゃ)」を立ち上げ、文芸同人誌『海響一号 大恋愛』を発表。ほか、『新潮』『文學界』『しししし』『〈Rhetorica#03〉』といった雑誌にエッセイ/書評/コラム等を執筆している。

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