HOME > 書籍検索:国際情勢-アジア > 戦争とバスタオル

戦争とバスタオル

戦争とバスタオル
著者 安田 浩一 文
金井 真紀 文・絵
価格 1,870円(税込)
発売日 2021年9月11日
判型 四六判
製本 並製
頁数 376頁
ISBN 978-4-7505-1710-0
Cコード C0095
電子書籍発売中

オンライン書店で購入

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

内容紹介

タイ、沖縄、韓国、寒川(神奈川)、大久野島(広島)――
あの戦争で「加害」と「被害」の交差点となった温泉や銭湯を各地に訪ねた二人旅。



ジャングルのせせらぎ露天風呂にお寺の寸胴風呂、沖縄最後の銭湯にチムジルバンや無人島の大浴場……。
至福の時間が流れる癒しのむこう側には、しかし、かつて日本が遺した戦争の爪痕と多くの人が苦しんだ過酷な歴史が横たわっていた。

■タイ…………ジャングル風呂と旧泰緬鉄道
■沖縄…………日本最南端の「ユーフルヤ―」
■韓国…………沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人
■寒川…………引揚者たちの銭湯と秘密の工場
■大久野島……「うさぎの島」の毒ガス兵器


嗚呼、風呂をたずねて四千里――風呂から覗いた近現代史








【もくじ】
■はじめに
第1章 ジャングル風呂と旧泰緬鉄道…………タイ
第2章 日本最南端の「ユーフルヤー」…………沖縄
第3章 沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人…………韓国
第4章 引揚者たちの銭湯と秘密の工場…………寒川
第5章 「うさぎの島」の毒ガス兵器…………大久野島
■特別対談・旅の途中で
■おわりに


【書評・メディア情報】
■週刊現代(10月2・9日号)/書評(城戸久枝氏・ノンフィクションライター)
■日本経済新聞(10月2日)/短評
TBSラジオ「荻上チキ Session」(10月6日)/著者出演
デモクラシータイムス(YouTube・10月12日)/著者出演
■週刊東洋経済(10月16日号)/書評(首藤淳哉氏・HONZレビュアー)
■週刊朝日(10月22日号)/著者インタビュー
■サンデー毎日(10月24日号)/書評(武田砂鉄氏・ライター)
■毎日新聞(10月23日)/書評(中島京子氏・作家)
■神奈川新聞(10月31日)/書評(斉藤大起氏)
■朝日新聞(11月6日)/書評(須藤靖氏・東京大学教授)
■東京新聞(11月6日)/書評(荻上チキ氏・評論家)
■中日新聞(11月7日)/書評(荻上チキ氏・評論家)
■週刊金曜日(11月12日)/書評(早川タダノリ氏・編集者)
■世界(12月号)/短評
■週刊読書人(11月19日)/書評(石川理夫氏)
■秋田魁新報・高知新聞(11月20日)/書評(森健氏・ジャーナリスト)
■下野新聞・琉球新報(11月21日)/書評(森健氏・ジャーナリスト)
■公明新聞(11月22日)/書評(星野博美氏・ノンフィクション作家)
■京都新聞(11月27日)/書評(森健氏・ジャーナリスト)
■西日本新聞(11月27日)/書評(荻上チキ氏・評論家)
■新潟日報・中國新聞・熊本日日新聞(11月28日)/書評(森健氏・ジャーナリスト)
■長崎新聞(12月5日)/書評(森健氏・ジャーナリスト)
■中日新聞夕刊(12月6日)/書評(藤井誠二氏・ノンフィクションライター)
■大分合同新聞(12月12日)/書評(森健氏・ジャーナリスト)
■東京新聞(12月25日)・中日新聞(12月26日)/「2021年、私の3冊」(ドリアン助川氏・明治学院大学教授、作家)
■読売新聞(12月26日)/読書委員が選ぶ「2021年の3冊」(飯間浩明氏・国語辞典編纂者)
2022年
Web版・VOGUEJAPAN(1月8日)/紹介(実川元子氏)
■信濃毎日新聞(1月29日)/書評(森健氏・ジャーナリスト)
■山形新聞(1月30日)/書評(森健氏・ジャーナリスト)
■ふぇみん(2月15日)/短評
■女性のひろば(4月号)/紹介
■週刊朝日(5/6・5/13合併号)/紹介(田尻久子氏・橙書店)
■歴史地理教育(5月号)/紹介(福田善彦氏・兵庫教育大学)
■ネットワーク(6月号)/紹介

【亜紀書房の試し読み】
▶はじめに
▶日本最南端の 「ユーフルヤー」1
▶日本最南端の 「ユーフルヤー」2
▶おわりに

著者紹介

安田 浩一(やすだ・こういち)
1964年生まれ。産湯は伊東温泉(静岡県)。週刊誌記者を経てノンフィクションライターに。『ネットと愛国』(講談社+α文庫)で講談社ノンフィクション賞、「ルポ 外国人『隷属』労働者」(月刊「G2」記事)で大宅壮一ノンフィクション賞雑誌部門受賞。『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)、『ヘイトスピーチ』(文春新書)、『学校では教えてくれない差別と排除の話』(皓星社) 、『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書)、 『団地と移民』(KADOKAWA)、『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日文庫)他、著書多数。
取材の合間にひとっ風呂、が基本動作。お気に入りは炭酸泉。

金井 真紀(かない・まき)
1974年生まれ。テレビ番組の構成作家、酒場のママ見習いなどを経て2015年より文筆家・イラストレーター。任務は「多様性をおもしろがること」。著書に『世界はフムフムで満ちている』『酒場學校の日々』(ともに皓星社)、『はたらく動物と』(ころから)、『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『虫ぎらいはなおるかな?』(理論社)、『マル農のひと』(左右社)、『世界のおすもうさん』(共著、岩波書店)など。挿画の仕事に「日本語をつかまえろ!」シリーズ(毎日新聞出版)など。
銭湯では、好きだったサッカー選手・松田直樹の背番号にちなんで3番の下駄箱を使用する。

PAGE TOP