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75歳、油揚がある

75歳、油揚がある
著者 太田 和彦
価格 1,540円(税込)
発売日 2022年6月21日
判型 四六判変型
製本 並製
頁数 196頁
ISBN 978-4-7505-1744-5
Cコード C0095
電子書籍発売中

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内容紹介

《80歳への積極宣言》

明るい色の服を着る。
いい音楽や芝居をめでる。
ひとりで小さな旅に出る。
——かけがえのない「ひとり時間」を縦横無尽に楽しむ方法

  残りわずかな人生を消化試合にしてしまっては面白くない。
  生きる実感も持ちたい。日常を離れて冒険したい。
  幸いまだ元気な身ならできそうだ。
  大好きな〈焼油揚〉で一杯やりながら。
  ——「おわりに」より

《居酒屋作家の楽しい老年案内》


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 豆腐は食べ物の大発明と思う。大豆を茹でて絞り、にがりを打って固まった、ゆるやかにして純白、自在にどんな形にもなる清浄無垢な姿は、もともとを想像できず、料理の脇役、ときに主役として、懐の深さをみせる。
 融通無碍、毎日でも飽きない、栄養もある。村にも町にも豆腐だけをつくって売る専門店があり、自転車でラッパを吹いて売りに来る日常に欠かせないものとなった。人も年齢を重ねたら、このように在りたい。
 その豆腐を油で揚げた油揚は、姿も食感も味も一変。新たに生まれた独自の個性は、煮てよし、焼いてよし、包んでよし。稲荷神社に供えられて手を合わされ、トンビにさらわれる品にまでなった。これは豆腐の劇的進化、いや昇華だ。
 人生にも進化や昇華はあるだろうか。経験が昇華して新たな境地に至るのなら、長く生きる価値がある。そうなれるか。そうありたいか。

——「はじめに」より


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【目次】
はじめに
Ⅰ……いまの自分を楽しもう
Ⅱ……続けたら見えてきた
Ⅲ……生きる実感を求めて旅へ
おわりに——私の徒然草

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【おすすめ】
太田和彦『70歳、これからは湯豆腐』
高望みどころか望みなし。もうひとりでいい。
夜一杯飲めればじゅうぶん。これは楽だ。——本文より
居酒屋作家のうたかたエッセイ。豊かな「ひとり時間」の過ごし方。

太田和彦『酒と人生の一人作法』
70すぎたら愉しくなった!「老後」を受け入れて初めて、大切なものが見えてくる。
粋と喜びに彩られた“オオタ式”享楽人生論。


【書評・メディア情報】
■毎日新聞(7月9日)/紹介

著者紹介

太田 和彦(おおた・かずひこ)
1946年中国・北京に生まれ、幼少より長野県松本市で過ごす。デザイナー、作家。東京教育大学(現筑波大学) 教育学部芸術学科卒業。資生堂宣伝部制作室のアートディレクターを経て独立。2001年から08年、東北芸術工科大学教授。
本業のかたわら日本各地の居酒屋を訪ね、多数著作を上梓。主な著書に『居酒屋百名山』『ニッポン居酒屋放浪記』『超・居酒屋入門』『居酒屋道楽』『居酒屋おくのほそ道』『居酒屋を極める』『家飲み大全』『酒と人生の一人作法』『飲むぞ今夜も、旅の空』『70歳、これからは湯豆腐』などがある。「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選」(BS11)出演中。

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