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シベリアのビートルズ イルクーツクで暮らす

シベリアのビートルズ
著者 多田 麻美
価格 1,980円(税込)
発売日 2022年10月19日
判型 四六判
製本 並製
頁数 208頁
ISBN 978-4-7505-1769-8
Cコード C0095
電子書籍発売中

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内容紹介

《俺たちのアイドルは、レーニンじゃない。レノンだ!》

ソ連時代、ロック少年だった画家スラバと結婚し、ロシアに暮らし始めて5年。
そこに暮らす人々は破天荒でやけくそに明るい。

戦争が始まって、ロシアの人々は何を思う?
──ロシア暮らしの「いま」をリポートする。


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著者は、無類のビートルズファンである画家のスラバと結婚し、2018年からイルクーツクに暮らす。

西側の情報が入らないソ連下で、ロック少年として暮らしたスラバは、ペレストロイカをくぐり抜け、激変する社会を生き抜いてきた。


彼の波乱に満ちた人生と、自らの人生を重ねながら、別の価値観で動く社会のなか、人々はどのように暮らしているのか、アートや音楽や文学は、彼らをどのように支えているのか。

〈イルクーツクの人々の本音や生き方に寄り添う、海外事情エッセイ集〉

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スラバの数奇な半生を主旋律とし、そこに私の半生を対旋律のように織り交ぜつつ、両者が響き合うよう試みた。ドラムやベースの響きも聴こえてくるように、社会背景も適宜盛り込んだ。曲の合間には、個性あふれるスラバの友人たちの物語も、間奏のように挟み込まれている。──「はじめに」より

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【目次】

■はじめに

01.スラバの部屋
■1……シベリア、イルクーツク、Z通り一番地
■2……ビートルズで結ばれたきずな
■3……愉快でマイペースな仲間たち

02.ソ連に生まれ、ロシアに生きる
■4……サバイバルの時代
■5……ペレストロイカ・ノスタルジー
■6……夢見がちな野心家たち

03.二一世紀のビートルズ
■7……自分らしい表現を求めて
■8……遠ざかるソ連ロック・ビート
■9……過去との出会い
■10……戦争の暗雲

■あとがき

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【書評・メディア情報】
OVO [オーヴォ](11月3日)/書評(桑原亘之介氏)
■「ダ・ヴィンチ」(12月号)/紹介
■「intoxicate」(12月号)/紹介
■毎日新聞(12月24日)/書評(和田静香氏・ライター)
■■music review site "Mikiki"(12月27日)/紹介(荻原慎介氏)



著者紹介

多田 麻美(ただ・あさみ)
1973年生まれ。文筆家。京都大学文学部中国語学中国文学科卒業。同大学大学院在学中に北京外国語大学ロシア語学科に留学。2000年から北京に暮らし、北京の雑誌編集部に就職。その後、フリーランスのライター、翻訳者に。2018年からイルクーツクに暮らす。各種媒体で中国やロシアの文化・芸術に関する記事やコラムを執筆。著書に『老北京の胡同』『映画と歩む、新世紀の中国』(いずれも晶文社)、『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』(亜紀書房)がある。

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