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ロスチャイルドの女たち

ロスチャイルドの女たち
著者 【著】ナタリー・リヴィングストン
【訳】古屋 美登里
価格 5,280円(税込)
発売日 2023年10月23日
判型 四六判
製本 上製
頁数 648頁
ISBN 978-4-7505-1815-2
Cコード C0022

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内容紹介

〈 彼女たちは壁を破り、世界を動かした 〉

19世紀にドイツのユダヤ人ゲットーから身を立て、世界有数の金融帝国を築き上げた名門一族。
その栄光の裏には、女性たちの活躍があった。

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株取引の天才、イギリス政治の影のフィクサー、ジャズのパトロン、 テレビでも活躍した在野の昆虫学者……。
政治、経済、文化にわたる活躍を見せた才女たちは、一方では家の掟や政略結婚、ユダヤ社会の慣習に悩み、叶わぬ恋や自らの生き方、夫との仲を思って煩悶する。

歴史の流れの中でひたむきに歩んだ生身の人間が息づく、これまでになかった人物絵巻。

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19世紀から両大戦を経て現代に至る激動の欧米史を縦軸に、 男性中心に語られてきた一族の歴史を、女性の側から描き出す。

[解説]佐藤亜紀氏 (作家)


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【目次】
■まえがき

〈 第一部・グトレ、ハナ、ヘンリエッタ 〉
 第1章……勃興の母
 第2章……ただの機械
 第3章……家庭を築く
 第4章……婿探し
 第5章……マダム・モンテフィオーリ
 第6章……より健康的な気候
 第7章……調和、誠実、勤勉
 第8章……裏切り
 第9章……ロスチャイルド夫人の並外れた財政手腕
 第10章……婚礼と葬式

〈 第二部・シャーロット、ハナ・マイヤー、ルイーザ 〉
 第11章……「濃霧に満ちた憂鬱なこの世界」
 第12章……キリスト教徒と結婚して一族を離れる
 第13章……ユダヤ教徒として結婚し、ロスチャイルド家に入る
 第14章……幼児の養育
 第15章……芸術の女神
 第16章……「もちろん、われわれは嫌悪しすぎることをよしとはしません」
 第17章……底知れぬ深淵
 第18章……逃げ道と遺産
 第19章……ホテルでの暮らし
 第20章……母親の教育

〈 第三部・コンスタンス、エマ、ハナ、ブランチ 〉
 第21章……恋のたわむれ
 第22章……跡継ぎとたしなみ
 第23章……薔薇と獅子
 第24章……初めての演説
 第25章……ボヘミアのブランチ
 第26章……王室の印章
 第27章……救出と防止
 第28章……登用
 第29章 ……「大砲が夜のうちに届き」

〈 第四部・ロジカ、ドリー、ミリアム、ニカ、ロージー 〉
 第30章……国境を越えて
 第31章……入隊
 第32章……復興
 第33章……休暇
 第34章……戦火を前に
 第35章……姉妹の戦い
 第36章……残響
 第37章……男爵夫人、バードとモンク
 第38章……ノミの女王
 第39章……スペア・リブと刺繍の叛乱
 第40章……すばらしい小春日和
 第41章……母と娘

■謝辞
■原註
[日本語版解説]佐藤亜紀
■家系図

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著者紹介

ナタリー・リヴィングストン(Natalie Livingstone)
ロンドン生まれ。1998年、ケンブリッジ大学クライスト・カレッジで歴史学の第一級学位取得。「デイリー・エクスプレス」紙の特集ライターとしてキャリアをスタートさせ、現在は「タトラー」紙、「ハーパーズ・バザー」誌、US版「ヴォーグ」誌、「エル」誌、「タイムズ」紙、「メール・オン・サンデー」 紙に寄稿。夫と3人の子とともにロンドンに在住。著書に『The Mistresses of Cliveden』がある。

古屋 美登里(ふるや・みどり)
翻訳家。著書に『雑な読書』『楽な読書』(ともにシンコーミュージック)など。訳書にアフガニスタンの女性作家たち『わたしのペンは鳥の翼』(小学館)、エドワード・ケアリー『吞み込まれた男』『飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集』『おちび』〈アイアマンガー三部作〉『堆塵館』『穢れの町』『肺都』、『望楼館追想』(すべて東京創元社)、デイヴィッド・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』、デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』、マーク・シノット『第三の極地 エヴェレスト、その夢と死と謎』(すべて亜紀書房)、ジョディ・カンター他『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』(新潮文庫)など多数。

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