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自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと

自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと
著者 【著】若松 英輔
【画】西 淑
価格 1,760円(税込)
発売日 2024年4月22日
判型 四六判
製本 上製
頁数 184頁+カラー口絵12頁
ISBN 978-4-7505-1832-9
Cコード C0095

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内容紹介

〈日経新聞で話題の連載「言葉のちから」待望の書籍化〉

古今東西の名著の中には、生きるための知恵、働くうえでのヒントが詰まっている。
NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家による、自分の本当のおもいを見つけるための言葉。

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【目次】
この本の用い方……はじめに
  
1.言葉の重みを感じとる……神谷美恵子『生きがいについて』
2.事実と真実を感じわける……遠藤周作『イエスの生涯』『深い河』
3.沈黙の世界、沈黙のちから……武者小路実篤「沈黙の世界」
4.世界と向き合うための三つのおきて……柳宗悦「茶道を想う」とノヴァーリス「花粉」
5.叡知を宿した人々……ユングとメーテルリンク
6.語られざるおもい……司馬遼太郎と太宰治
7.美とは己に出会う扉である……岡本太郎のピカソ論
8.書くとは時に止まれと呼びかけることである……夏目漱石と鷲巣繁男
9.心だけでなく、情[こころ]を生きる……ピカート『沈黙の世界』
10.人生のモチーフ……小林秀雄『近代絵画』
11.書くとはおもいを手放すことである……高村光太郎と内村鑑三
12.人生はその人の前にだけ開かれた一すじの道である……アラン『幸福論』
13.経験とは自己に出会い直すことである……ヴェーユ『重力と恩寵』
14.ほんとうの私であるための根本原理……志村ふくみ『一色一生』
15.思考の力から思索のちからへ……ショーペンハウアーの読書論
16.観るとは観えつつあることである……今西錦司の自然観
17.本質を問う生き方……辰巳芳子さんとの対話と『二宮翁夜話』
18.ことばは発せられた場所に届く……河合隼雄と貝塚茂樹
19.賢者のあやまり……湯川秀樹『天才の世界』
20.三つの「しるし」を感じとる……吉田兼好『徒然草』
21.力の世界から、ちからの世界へ……吉本隆明『詩とはなにか』
22.書くことによって人は己れに出会う……ヴァレリーの『文学論』
23.念いを深める……ティク・ナット・ハン『沈黙』
24.運命に出会うために考えを「白く」する……高田博厚とロマン・ロラン
25.着手するという最大の困難……カール・ヒルティ『幸福論』
26.語り得ないこと……リルケ『若き詩人への手紙』
27.沈黙の意味……師・井上洋治と良寛

あとがき
ブックリスト

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著者紹介

若松 英輔(わかまつ・えいすけ)
1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞。
近著に、『詩集 ことばのきせき』(亜紀書房)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)、『光であることば』(小学館)、『藍色の福音』(講談社)、『読み終わらない本』(KADOKAWA)など。

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