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亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅢ-7 シエラレオネの真実 父の物語、私の物語

シエラレオネの真実
著者 アミナッタ・フォルナ 著
澤 良世 訳
価格 2,640円(税込)
発売日 2018年9月21日
判型 四六判
製本 並製
頁数 468頁
ISBN 978-4-7505-1558-8
Cコード C0095

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内容紹介

1975年、父は国家反逆罪で絞首刑になった
シエラレオネ人の父とスコットランド人の母をもつ作家が、幼い日に父と自分たち家族、そして名もなき人々を襲った国家の暴力と悲しい記憶を自らたどったノンフィクション。

黒柳徹子推薦!!
この本で、シエラレオネのことを、アフリカのことをもっと知ってほしい。
――黒柳徹子

なんと魅力的な回想記だろう。推理小説として読むこともできる。
――ロンドン・タイムズ

家庭を中心とした子どもの世界の身近さが、不気味な政治的背景と鋭く対照をなしている。
――「ヴォーグ」

シエラレオネ、リベリア、ギニアを巻き込んだ90年代の戦争の脅威を理解するのにも有益だ。
――ガーディアン

【書評・メディア情報】
■しんぶん赤旗(10月28日)/短評
■日本経済新聞(11月10日)/短評
■信濃毎日新聞(11月25日)/短評
■神奈川新聞(11月25日)/短評
2019年
■聖教新聞(3月9日)/短評


著者紹介

アミナッタ・フォルナ(AMINATTA FORNA)
作家。ロンドン大学卒。シエラレオネ人の父モハメド・ソリエ・フォルナとスコットランド人の母モーリーンの第3子としてスコットランドに生まれ、シエラレオネ、ナイジェリア、英国で育つ。父は、1967年の国政選挙に野党の全人民会議(APC)から立候補して圧倒的な勝利を収め、シアカ・スティーブンス首相のもとで財務大臣を務めた人物である。74年、アミナッタ10歳のときにその父が逮捕され、翌年、国家反逆罪で絞首刑になる。
本書をはじめ小説でも多くの賞を受賞。これまでに18の言語に訳されている。ジャーナリストとしてラジオ・テレビ等で活動、大学でも教鞭を執る。世界9ヵ国の女の子が直面する問題を取り上げたドキュメンタリー映画『Girl Rising~私が決める、私の未来~』(2013)ではディレクターとしてシエラレオネ編を担当。


澤良世(NAGAYO SAWA)
神戸市生まれ。1985年から2004年まで国際連合児童基金(ユニセフ)広報官を務める。東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム博士課程満期退学。長年にわたりサハラ以南のアフリカ各地を訪れ、西アフリカ・シエラレオネでの現地調査に携る。デービッド・E・アプターとの共書にAgainst the State:Politics and Social Protest in Japan(1984年、Harvard University press)がある。『児童の権利条約 その内容・課題と対応』(石川稔・森田明/編、1995年、一粒社)において「ユニセフの対応」の章を担当し、『アフリカの紛争解決と平和構築 シエラレオネの経験』(落合雄彦編、2011年、昭和堂)において「社会再統合とバイク・タクシー」の章を担当するなど、執筆でも活躍。

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