亜紀書房えほんシリーズ〈あき箱〉3 こどもたちは まっている
著者 | 荒井 良二 |
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価格 | 1,600円(税別) |
発売日 | 2020年6月3日 |
判型 | A4判 |
製本 | 上製 |
頁数 | 32頁 |
ISBN | 978-4-7505-1598-4 |
Cコード | C8793 |
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内容紹介
今日も水平線から日が昇る。いつもの風景、季節の移ろい、突然の雨、特別な夜。
繰り返す日々のなかで、みんな、いつもなにかを待っている。
船が通るのを、貨物列車を、雨上がりを、夜明けを……。
国内外で活躍する荒井良二の新しい代表作が誕生!
ぼくが大学生の時に、長新太「ちへいせんのみえるところ」を
手に取ることがなかったら、絵本を作っていなかったと思う。
いまだにぼくは、この地平線の見える風景の中にいて、
優しさや不安や笑いや寂しさや怖さや希望の風に吹かれている。
そう、まるでこどもの時のぼくがそうして立っているように。
ぼくが絵本を作る時は、必ず頭の中で一本の線を引き、
そこからぼくの絵本の旅を始める。
やがて、その線は見えなくなってしまうが、
時おり顔を出してはこどもの時のぼくが「ちへいせん」を眺めて立っている。
いつか、ぼくの「ちへいせんのみえるところ」を描いてみたいと思っていたが、
もしかしたら、この「こどもたちはまっている」が、そうなのかもしれない。
そして、この本を長さんに捧げたいと思う。
荒井 良二
【書評・メディア情報】
HugMug(6月1日)/紹介
J-WAVE 81.3FM「GOOD NEIGHBORS」(6月2日)/著者出演
東京新聞(6月26日)/紹介
朝日小学生新聞(7月2日)/紹介
朝日新聞(8月1日)/「みる」欄で紹介(最果タヒ氏・詩人)
南日本新聞(8月5日)/短評
京都民報(8月23日)/荒井良二さん特集
サンデー福岡(8月29日)/紹介
ふぇみん(9月5日)/短評
王様のブランチ(12月5日)/クリスマスプレゼントにオススメの絵本特集にて紹介
男の隠れ家別冊(12月11日発売)/著者インタビュー
この本読んで!(第77号/2020年冬)/紹介
2021年
子どもの本棚(1月号)/書評(廣田眞智子氏)
月刊MOE(2月号)/「絵本屋さんが選んだ2020年の絵本ベスト30」第11位