HOME > 発売年度毎:2020年 > 地下世界をめぐる冒険

亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅢ-12 地下世界をめぐる冒険 闇に隠された人類史

地下世界をめぐる冒険
著者 ウィル・ハント 著
棚橋 志行 訳
価格 2,420円(税込)
発売日 2020年8月26日
判型 四六判
製本 並製
頁数 300頁
ISBN 978-4-7505-1659-2
Cコード C0095
電子書籍発売中

オンライン書店で購入

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

内容紹介


地下についてここまで現地調査を徹底的に行い、精神世界にまで深く踏み込んだ本は初めて読んだ。
地下世界は太古へつながる秘密のルートだったのか。
狂気にも似た、著者の執念に脱帽だ。
——ノンフィクション作家・高野秀行さん、推薦!
 

祖先たちがそうだったように、自分より偉大な何かに手を触れるため、秩序だった現実の向こう側にたどり着きたいという静かな欲望によって私たちは地下へ引き寄せられる……。
 
ニューヨークの地下鉄、パリの地下納骨堂、アボリジニの聖地、カッパドキアの地下都市、マヤ人洞窟など、世界中の「光なき世界」を渉猟し、人類の歴史と闇への畏怖に思いを馳せた比類なきノンフィクション。



【目次】
挨 拶 日本語版に寄せて
第1章 地下へ――隠されたニューヨーク
第2章 横断――パリの地下納骨堂
第3章 地球深部の微生物――NASAの野望
第4章 赤黄土を掘る鉱夫たち――アボリジニの聖域
第5章 穴を掘る人々――もぐら男とカッパドキア
第6章 迷う――方向感覚の喪失が生む力
第7章 ピレネー山脈の野牛像――旧石器時代のルネサンス
第8章 暗闇――「創世記」の闇と意識変容
第9章 儀式――雨を求め地下に下りたマヤ人

【書評・メディア情報】
■朝日新聞(10月17日)/書評(横尾忠則氏・美術家)
■日本経済新聞(10月17日)/書評(高橋秀実氏・ノンフィクション作家)
■東奥日報(10月24日)/書評(清野由美氏・ジャーナリスト)
■長崎新聞(10月25日)/書評(清野由美氏・ジャーナリスト)
■岩手日報(10月25日)/書評(清野由美氏・ジャーナリスト)
■神戸新聞(10月25日)/書評(清野由美氏・ジャーナリスト)
■新潟日報(10月25日)/書評(清野由美氏・ジャーナリスト)
■琉球新報(10月25日)/書評(清野由美氏・ジャーナリスト)
文藝春秋digital(11月2日)/紹介(角幡唯介さんの「今月の必読書」)
■河北新報(11月8日)/書評(清野由美氏・ジャーナリスト)
HONZ(11月9日)/書評(吉村博光氏)
■週刊東洋経済(11月14日号)/書評(鰐部祥平氏・HONZレビュアー)
■中國新聞(11月15日)/書評(清野由美氏・ジャーナリスト)
■週刊読書人(12月4日)/書評(中村由美氏)
■山陽新聞(12月20日)/書評(清野由美氏・ジャーナリスト)
■読売新聞(12月27日)/2020年の3冊(稲野和利氏・ふるさと財団理事長)
2021年
■AERA(2月15日号)/書評(石飛伽能氏・フリーライター)

著者紹介

ウィル・ハント(Will Hunt)
アメリカ出身。雑誌社の記者を経てノンフィクション作家に。ニューヨーク大学パブリックノレッジ研究所客員研究員。トーマス・J・ワトソン財団、ニューヨーク芸術財団、ブレッド・ローフ作家協議会、マクダゥエル・コロニーから奨学金および補助金を授与される。本書が初の著書。

棚橋 志行(たなはし・しこう)
1960年三重県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。出版社勤務を経て英米語翻訳家に。
バラク・オバマ『合衆国再生――大いなる希望を抱いて』、キース・リチャーズ『ライフ キース・リチャーズ自伝』、マイク・タイソン『真相――マイク・タイソン自伝』、ジェフ・パッサン『豪腕――使い捨てされる15億ドルの商品』、
ジョシュ・グロス『アリ対猪木――アメリカから見た世界格闘史の特異点』マシュー・ポリー『ブルース・リー伝』他、訳書多数。

PAGE TOP