見えざる罪

2022.2.9

寂しいとき
わたしは
かつて
寂しいおもいを
させたかもしれない人を
想い出す

寂しさのなかで
これまで
自分が
犯してきただろう
数々の
罪を 感じ直す

なんと愚かな
生涯だろう
寂しさの ただなかでしか
おのれの犯した
過ちをふりかえることが
できないとは