いつもご愛読ありがとうございます。
本連載をまとめた単行本の第4巻が2023年7月7日に発売となります。
第3巻の発売から2年半が過ぎ、新型コロナウイルス感染症の流行で閑散としていたニューヨークの街は、にぎわいを取り戻しました。水漏れ事故に遭った近藤さんの自宅はリフォームが完了。そこに新たなメンバーも加わりました! 戻ってきた日常に喜びを噛み締めつつ、一方で自身にも社会にも大小様々な変化がこの間に起きたなと、多くの人が感じているのではないでしょうか。4巻は、改めて「いつもの生活」について考える内容となりました。
作者の近藤聡乃さんからも、メッセージをいただきました。
気づいたらもう四巻、そして連載十年になりました。十年! いつの間にそんなに時間がたったのでしょう。十年もの間「考え中」の日々を送ったのですから、そろそろ結論が出ても良さそうなものですが、なかなかそうはいかないものだ、というのが十年目の実感です。これからも気長に気楽にお付き合いいただけるとうれしいです。
そして、今回は単行本の発売に合わせて個展「ニューヨークで考え中」を開催致します。なんとミヅマアートギャラリーでの個展も十年ぶりとのこと。こちらも十年分の結論が出るかはともかく、結論を出さないからこそ考え続けていけるのではないか! という心意気で制作中です。是非いらしてください。
近藤さんのコメントにある通り、7月5日(水)より東京・飯田橋のミヅマアートギャラリーにて個展「ニューヨークで考え中」(会期/2023年7月5日[水]〜8月12日[土])が開催されます。新作のドローイングを中心に、本連載の原画も多数展示されます。近藤さんは展示に合わせて一時帰国される予定で、7月8日(土)にはマンガ研究家の藤本由香里さんとのトークイベント(事前申し込み・抽選制、6月3日より受付開始予定)も開催されるとのことなので、以下の詳細ページをご確認ください。
https://mizuma-art.co.jp/exhibitions/2307_kondo_akino/
単行本発売&個展開催を記念して、関連グッズも制作中です。グッズは亜紀書房が運営するWEBショップ「あき地の本屋さん」と個展会場、一部の書店にて販売予定です。詳細は亜紀書房のHPやSNSアカウントで随時お知らせしてまいります。
また七夕の晩、7月7日(金)19時〜には、代官山蔦屋にて写真家・植本一子さんとの刊行記念トークイベントの開催が決定しました。以下のページより、6月3日(土)午前10時より申し込み開始です。
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/33807-1610090523.html
装丁は佐々木暁さん(植本一子さんの最新刊『愛は時間がかかる』も佐々木さんが手掛けられています)。4巻も引き続きパタンと開きやすいコデックス装を採用しています。
単行本に収録した第211~280話の一部は、引き続き「あき地」でも読むことができます。以下のリンクからどうぞ。(担当編集・田中)
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