帰国後の上映会@イサマル
iPhone7が生き返った。
修理屋さんには80%回復の見込みはないといわれたが、持ちこたえてくれた。水没の後、メキシコにいる間はずっと米袋に入れていたのが良かったのかもしれない。
携帯が壊れたことについて、日本の友人も、マルタも、何かの身代わりになってくれたんじゃないかと言っていた。
月末から、メキシコ・シティのシネマテークでの上映がはじまる。
ユカタンでの移動上映は月曜(4/24)まで続く。
映画、そしてそれを観る人たち、届ける人たち。
毎日2、3人の観客がいて、マルタたちと一緒にさみしくビールを飲むことになるかもしれないなと、心のどこかでは覚悟していた。はじまってみれば、毎日30〜300人が集まってくれた。
じぶんは、映画の力を、観客のことを、メキシコチームの尽力を、見くびっていたのかもしれない。
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この数年で亡くなっていた人も数名いたが、お世話になった方々のところを再訪し、お礼を伝えられて良かった。
セノーテプロジェクトの輪は一旦閉じた。メキシコ四元素プロジェクトに変容するだろうか。
上映旅を企画してくれたメキシコチームに、協働いただいた移動型映画館TOTOに、感謝の気持ちでいっぱいである。
明後日(4/25)から、日本での映画制作(新作『Underground』2024年春完成予定)がまたはじまる。
(本連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。)